ドリームインキュベータ(DI)

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戦略コンサルティングファームの会社別の特徴シリーズです。

欧米系の戦略コンサルティングファームについては一通り紹介し尽くした感がありますので、いくつか日系の戦略コンサルティングファームを取り上げたいと思います。まずはボストン・コンサルティング・グループ(BCG)出身の堀紘一氏が立ち上げたドリームインキュベータについてまとめたいと思います。

「未来のソニー・ホンダを100社育てよう」というスローガンとともに2000年に立ち上げられた会社であり、新規事業構築や地域展開、製品・技術戦略などのプロジェクトが非常に多く、古き良き時代の戦略コンサルティングファームです。また戦略コンサルティングに加え、ベンチャー投資や事業運営なども行っているのがドリームインキュベータの大きな特徴でもあります。

ドリームインキュベータの入社難易度
→難関★★

・マッキンゼー、ベイン・アンド・カンパニーなどと比べて、採用の基準は低いが採用人数が少ないため比較的難易度は高い
・志望動機はあまり重要視されない他社と比べ、ドリームインキュベータは事業創造者としての意欲を採用プロセスで見られている。
・また、ドリームインキュベータの経験を「将来経営者を目指す上での修行ととらえてほしい」という考えから、長期的に同社に在籍することを望まれて採用に至ります
・ケース問題も候補者の興味に基づきテーマを掘り下げていく形式が多く出題されており、純粋な論理的思考力と言うよりも事業創造者としての素養が試されています

ドリームインキュベータの雰囲気、プロジェクトの内容
→真面目にコツコツ戦略を

・同社には官僚出身者が多く、外資系戦略コンサルのような殺伐とした雰囲気というよりは、真面目にコツコツ型の社員が多いです(社員は切れ者が多いとは言われています)
・昔のボストン・コンサルティング・グループ(BCG)出身の戦略コンサルタントが多いからか、ジュニア時代からプロジェクトを2つ掛け持つという文化が根づいている。そのため、外資系戦略コンサルと比べてプロジェクトの合間の長期休暇が取りにくい傾向があります
・近年ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)やマッキンゼーなど外資系戦略コンサルティング会社においては無駄なことを省き、極力早く帰ろうという動きが目立っています。ドリームインキュベータの場合は、この点でも昔のボストン・コンサルティング・グループ(BCG)の系譜を受け継いでおり、長時間労働があまり改善されておらず、結果として離職率や、女性の定着率が改善されないという悩みを抱えているようです

ドリームインキュベータの給料・制度
→外資系戦略コンサルとの比較で給与の伸びは緩やか

・新卒で入社すると500万円程度からのスタートとなります。マネージャーに上がるためには3回の昇格が必要ですが、マネージャーまで昇格すると年収は1,500万円を超えてきます。給与面では、外資系戦略コンサルティングよりは低いですが、総合コンサルティング会社よりは高いというレンジです。
・中途で入社すると、800-1,000万円程度からのスタートとなります。2-3年で辞める前提であれば、外資系戦略コンサル他社とそこまで差はありませんが、5年以上在籍するとなると額面の差は大きくなってきます。
・2019年3月期決算において、戦略コンサルティング部門の売上が前年比2割強落ち込んでいます。大口顧客の発注方針の変更ということですが、戦略コンサルティング会社の勝ちパターンは、大口顧客から継続発注であるため、コンサル過熱が今後冷え込んでくるとちょっと先行きが怪しいかもしれません。
・原則Up or Outは採用されておらず、パフォーマンスが悪いコンサルタントも一定期間指導の上見守るという方針です(ボストン・コンサルティング・グループのUp or Outをさらに緩めたイメージか)

ドリームインキュベータの出身者

・清水敬太(あきんどスシロー取締役執行役員)
・三川剛(トランスコスモス執行役員)
・古谷昇(ジェイアイエヌ取締役)
・伊藤光茂(Gunosy CFO)
・片野大輔(YCP Japan代表取締役)
・清水隆史(プロコミット代表取締役社長)
・藤岡清高(アマテラスCEO)

※他にも多数いますが別途追記予定

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