BCG(ボストン・コンサルティング・グループ)

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戦略コンサルティングファームの各社の特徴シリーズです。

今回は日本で最も成功している戦略コンサルティング会社であるボストンコンサルティンググループです。採用プロセスは書類選考、筆記試験、ケース面接3回程度、パートナー面接という流れです。

近年、デジタル、IT関連のプロジェクトの増加や、コンサルタントを一定期間(半年〜1年超)常駐させて、人財貸しビジネス(いわゆる高級文房具の派遣モデル)を強化しているため、コンサルタントを大量採用しています。2019年に移転した日本橋の新オフィスもガラガラで、今後も継続して大量採用を続けていく方針です。

直近コンサルタント社員は600名を超えており、マッキンゼーなど競合他社も同様の傾向のため、とりわけジュニアスタッフの質のばらつきが出ている傾向です。このような状況に嫌気がさし、プリンシパルなどシニアクラスで退社している例も続出しています。(原則22時退社など残業規制などもあり、ジュニアの尻拭いはプロジェクトリーダー、プリンシパルがしなければならない)

ビジネスモデルが変化していることから、一定期間に昇格できなければ退職勧告をされるという、所謂アップオアアウトも適用が緩くなってきています。本当にセンスがない人は退職勧告をされますが、3年間など一定期間の猶予を見てもらえるケースが多くなっています。

ボストンコンサルティンググループ(BCG)の入社難易度
→難関★★

  • 採用人数増により難易度は大幅に下落。オファー獲得の難しさだけで言えば、ベインやATカーニーの方が難しい
  • 3ヶ月に1回、中途社員が一斉に入社するが、2019年に入っても3ヶ月毎に20人程度の社員が入社しており積極採用は続いている。日本橋の新オフィスにはかなり余裕があることから、積極採用を継続するものと考えられる
  • ケース面接は、以前はパターン問題が出ることが多かったが、転職エージェントが過去問を候補者に共有しているため、最近は出題傾向を変えている
  • 筆記試験は候補者が社会人歴5年程度までの場合は実施

ボストンコンサルティンググループの雰囲気、プロジェクトの内容

雰囲気・文化:日本の大企業的な面もある

  • 外資コンサルにある、出勤時間は自由、成果を出していれば場所を問わないという雰囲気ではありません。AM9:00にブラックスーツで出社が原則であり、有給も消化率100%というケースは少ないです
  • "クライアントファースト"ということばが日常的に飛び交い、そのためであれば長時間残業、休日出勤も厭わないという姿勢が求められます。最近は原則22時退社を推奨していますが、家に持ち帰って働いている人が多いです。
  • 女性の定着に向けて色々な手を打っているが、正直ファームカラーの問題で女性が安定・長期的に働ける環境にあるとは言い難いです
  • Digital BCG, BCGデジタルベンチャーズを立ち上げ、近年グループ全体としてデジタル領域へ注力する方針です。この領域はアクセンチュアが競合先となるため、BCGの戦略コンサルティング会社としての位置付けも徐々に総合化していると言えます
  • 新卒では7割程度が理系学部から内定するなど、全社的に理系の割合が高い

プロジェクトの内容:昔の戦略コンサルのイメージとはやや異なる

  • 半年〜1年間クライアントに常駐し、クライアントの社員のように働くというケースも増加中。戦略コンサルタントとしてのジェネラルなスキルを獲得する機会に恵まれないケースも頻出です
  • 近年は、ジュニア時代から自分の専門とする業界を考えるように、シニア陣から言われることが多く、入社後1-2年すると「色々な業界を満遍なく」アサインされることは難しくなっています
  • マッキンゼーやベインと比べて、グローバルの連携は少なく、英語が全くできなくても生きていけます。ある意味ドメスティックの日系企業のような雰囲気があります
  • 日本で最大の戦略コンサルティングファームですが、過去プロジェクトの知見をどんどんいかすというより、毎回一から作り上げることを是としているような節があります。結果として、プロジェクトは毎回ハードになりがちです

ボストンコンサルティンググループ(BCG)の給料・制度
→競合と変わらない給与レンジ、アップオアアウトは緩まる傾向

  • アソシエイト〜800万円、シニアアソシエイト〜1,000万円、コンサルタント〜1,600万、プロジェクトリーダーは2000万円程度
  • Up or Out(アップ・オア・アウト)については、以前はかなり厳格に適用されていましたが、この2-3年は適用が緩まっています。プロジェクト毎の評価自体も昔と比べれば甘く付いているようで、よほど適性がないと判断されない限りは早期にアウトとなることは少なくなっています。
  • 金額は少ないですが、確定拠出年金制度を採用しています

【出身者】

  • 岩瀬大輔(ライフネット生命保険代表取締役社長)
  • 岩下充志(プロ経営者:日本マイクロソフト本部長(現職)、日本マクドナルドCMO、インターブランドジャパン社長、フェイスブックジャパン代表取締役などを歴任)
  • 岡本浩一郎(弥生代表取締役社長)
  • 三枝匡(ミスミグループ本社会長)
  • 柴野智政(プロ経営者:おいしいプロモーション代表取締役社長、サザビーリーグ、カフェカンパニー)
  • 須原清貴(プロ経営者:ドミノピザジャパン執行役員、元キンコーズジャパン代表取締役社長、GABA CFO/COO)
  • 富山和彦(経営共創基盤代表取締役CEO)
  • 中村史朗(プロ経営者:USEN代表取締役社長CEO、サンケイリビング新聞社代表取締役会長を歴任)
  • 樋口泰行(プロ経営者:日本ヒューレット・パッカード代表取締役社長、ダイエー代表取締役社長、日本マイクロソフト代表執行役社長などを歴任)
  • 掘紘一(ドリームインキュベータ代表取締役会長)
  • 三谷宏幸(元ノバルティスファーマ社長)
  • 森澤篤(マースジャパンリミテッド社長)

※他にも多数いますが別途追記予定

ボストン・コンサルティング・グループの現役、過去パートナーについては以下のページで学歴や経歴をまとめています。
>>>ボストン・コンサルティング・グループのパートナーの経歴

また、これから戦略コンサルティングファームへの転職活動をすすめる方で、ボストン・コンサルティング・グループを受けられる方は以下のケース面接事例などを参考にして頂ければと思います。
>>>BCG ケース面接1:ベビザラス店舗の1日の売上

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