PEファンドの紹介ですが、今回はアドバンテッジパートナーズと双璧をなす日系独立系ファンドであるユニゾンキャピタルを取り上げたいと思います。
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ユニゾンキャピタル概要
ゴールドマン・サックス証券出身の江原伸好が佐山展生らとともに1998年に立ち上げた日本を代表するプライベート・エクイティ・ファンドです。アドバンテッジパートナーズとともに、日経独立系ファンドの御三家(もう1社は2008年に解散したMKSパートナーズ)と言われていました。東ハト、クラシエ、あきんどスシローなど大型案件を手掛け、共同ファンドを含めると国内だけでも約4,000億のファンド運用実績があり、韓国ファンドも手掛けています。
2009年に当時ユニゾンキャピタルでパートナーを務めていた木曾健一氏が、インサイダー取引疑惑が強まる中自殺したことにより、信用面で危機に陥ったこともありました。しかし、その後もPE投資で実績を上げ続けたことで、現在も国内有力ファンドの1つと目されています。2020年に創業者であった江原伸好氏が退任し、新体制として林竜也氏と川﨑達生氏が共同代表に就任しています。
ユニゾンキャピタル主要メンバー
林竜也 パートナー
1991年東京大学法学部卒業後、ゴールドマン・サックス証券にて投資銀行業務に携わった後、1998年に創業メンバーとしてユニゾンキャピタルに参画。消費者サービス、ヘルスケア業界を中心として、広範な領域・分野の投資・バリューアップ経験を有し、2020年より川﨑達生氏とともに代表取締役に就任。
川﨑達生 パートナー
1990年慶應義塾大学経済学部を卒業後、ゴールドマン・サックス証券入社、1995年にハーバードビジネススクールにてMBA取得後、マッキンゼーに参画。1998年に創業メンバーとしてユニゾンキャピタルに参画。外食、リテール、エレクトロニクス、オートモーティブなど広範な分野の投資・バリューアップの経験を有し、2020年より林竜也氏とともに代表取締役に就任。
山本修 パートナー
1988年東京工業大学を卒業後、三和銀行に入行。1995年マッキンゼーに参画し、2001年よりユニゾンキャピタルに参画。投資先含むグループ全体のアジアにおけるビジネスディベロップメントに従事。
河野鉄平 パートナー
メリルリンチ日本証券投資銀行部門を経て、2001年ユニゾンキャピタルに参画。国内における消費者サービスの経験が深く、韓国オフィスの立ち上げも推進。
山口仁 パートナー
早稲田大学政治経済学部卒業。米系不動産ファンドを経て、2005年ユニゾンキャピタルに参画。ファンド組成、アドミニストレーションを担当。
片柳淳子 パートナー
2001年早稲田大学政治経済学を卒業後モルガン・スタンレー証券に入行し投資銀行業務に従事。2006年IESEにてMBAを取得後ユニゾンキャピタルに参画。
国沢勉 パートナー
2000年東京大学経済学部卒業後、三菱商事に入社。ボストン・コンサルティング・グループ、DBJなどを経て、2017年ユニゾンキャピタルに参画。
ユニゾンキャピタルの主要投資実績
更新予定(to be updated)