コンサルティング業界は空前の好景気が続いています。一昔前ほどの希少価値はなくなったとはいえ、コンサルティングファームで一定期間の経験を積むことで、将来のキャリアが開けることも多いですので、「コンサルタントになってみたい」と思ったことがある方も多いと思います。
そこでこの記事では「コンサルティングファームへ転職したい」と少しでも思った方が、必ずやるべきことを2つ上げたいと思います。
Contents
1. MBA取得の準備をする
コンサル業界におけるMBA取得者限定の採用プロセスの存在
コンサルティングファームの中途採用は大きく2つに分かれます。コンサルティングファーム独特の採用プロセスとして、通常の中途採用に加え、「MBA採用」というものが存在するからです。
秋にボストンで開催されるボストンキャリアフォーラムという就職イベント(説明会&選考会)があるのですが、有名ファームはボストンキャリアフォーラムでMBA取得見込の学生の選考を行うことが業界の慣習となっています。
ポストコンサルを見据えた学歴取得
コンサルティングファームは実力主義が徹底されていますので、一度入ってしまえばMBA有無がコンサルタントとしての成否に影響を与えることはありません。
しかし、コンサルティングファームに転職した方の多くは、一定年数経過後(それが1年後か10年後かはわかりませんが)事業会社へ転職します。この際、特にポストコンサルタントとしての1社目の転職においては、欧米のトップ校でのMBAホルダーであることがポジティブに作用することが多いように思います。
外資系で働くときに特に顕著ですし、近年ポストコンサルの転職先として激戦になりつつある総合商社など国内の人気企業に転職するケースについても候補者間で差をつけることが難しくなっているため同様の傾向があるようです。
2. コンサル業界専門の転職エージェントに登録する
コンサルティングファームへの転職には時間がかかるケースが多いです。もちろん人によりますが、平均的な準備期間は1年程度ではないかと思います。
そこで、「コンサルタントになりたい」、「コンサルティングファームに転職したい」と少しでも思う方はコンサルティングファームに強いエージェントに登録した上、情報収集をしておくことがおすすめです。
コンサルティングファームへの転職に強いエージェントを2社紹介します。
アクシスコンサルティング
アクシスコンサルティングは幅広いコンサルティングファームを扱っているエージェントとなります。経歴書の作成から、ケース面接への対策(過去問やトレーニング)をきめ細やかにやってくれることに定評があります。また、ポストコンサルの候補先斡旋にも注力しているため、コンサルタントを卒業する際にどのようなキャリアが考えられるか?という観点の相談にも乗ってもらえます。
ご関心のある方は以下よりアクシスコンサルティングをのぞいてみると良いと思います。
ムービンストラテジックキャリア
こちらもコンサルティングファーム関連(入りと出ともに)の転職にほぼ特化した老舗エージェントです。担当者による個性が大きいとも言われていますが、こちらのエージェントも候補者が望めば経歴書の作成からケース面接対策までフルパッケージでの支援をしてもらうことが可能です。
エージェントに登録しても「すぐに履歴書を作ってください」とは言われないのがコンサルティングファームを扱っている転職エージェントの特徴ですので、まずは情報収集をしながら自分は本当にコンサルタントになりたいのか?ということを落ち着いて考えるのが良いと思います。