ドリームインキュベータ ケース面接:クレジットカードの年間決済金額

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ドリームインキュベータのケース面接で出題実績のあるクレジットカードに関するフェルミ推定問題です。

ケース問題

国内のクレジットカードの年間決済額の規模を求めよ

出題実績

ドリームインキュベータでの出題です。ドリームインキュベータの面接では、面接冒頭の雑談の延長から、フェルミ推定やケース問題が多く出題される傾向があります。

解答例

モデル式の構築

クレジットカード使用者数×1人あたり年間決済額(月間決済額×12ヶ月)

マクロの市場規模算出問題は需要(利用者)サイドから考えるというのが原則になります。クレジットカード会社や店舗など供給サイドの視点から算出していくとかなり難しくなってしまいますので、原則どおり需要サイドから考えます。

モデル式における各要素の検討

セグメント分け

クレジットカードの使用者としては、高額所得者や頻繁に出張を行うビジネスマンなどのヘビーユーザーと、日常決済の大半をカードで行う一般ユーザー、カードの利用は最低限に抑える層など、使用金額に相当のバラツキがあります。これらを全て一括りで算出することは限界がありますので、各セグメント別に使用者数と決済金額を算出していくというアプローチを取るのが望ましいと思います。

クレジットカードの利用者の定義と、利用者の総人数

まず計算を単純化するため、クレジットカードを月1万円以上決済する層をクレジットカードの利用者として算出することにします。理由としては、1万円以下の決済金額の人もそれなりの数がいると思いますが、金額的なインパクトが小さく無視できるからです。

クレジットカードの総使用者数ですが、
クレジットカードを使える人口数×使用率
として算出されます。

18歳未満がクレジットカードを使うことはほぼないと考えられますので、18歳以上の人口の1億人がクレジットカードを使える人口数となります。使用率は、上述の定義から月1万円以上決済する人の割合としますが、高齢者や低所得者があまりクレジットカードを使わないことを考えると、50%では高すぎの気がしますので、20%と仮置きします。1億人の20%ですので、月1万円以上のクレジットカード利用者は2,000万人と算出できます。

セグメント別の利用者数

上記で計算した2,000万人の利用者を、セグメント別に分けていきます。

高額所得者や頻繁に出張をするビジネスマン

このセグメントの利用者数は、2,000万人のうちの10%(200万人)と考えます。

高額所得者や頻繁に出張をするビジネスマンの平均利用金額ですが、高額所得者には月100万円以上使っている人も多くおり、頻繁に出張を行う人はホテル代・移動代だけで月30-50万円程度を使っています。そのような人はプライベートでの出費も多く月20-30万円と考えられます。したがってこのセグメントの月平均決済額は100万円とします。

200万人×100万円/月=2兆円/月 →24兆円/年

日常決済の大半をカードで行う一般ユーザー

このセグメントの利用者数は、2,000万人のうちの30%(600万人)と仮置きします。

クレジットカードのポイントプログラムの充実や、電子マネーの普及、情報セキュリティの強化により、極力クレジットカードで決済を済ませる人の数は増えていると思いますが、それでもやはりキャッシュとカードを使い分ける層が多いと考えられるためです。

日常決済の大半をカードで行う一般ユーザーの平均決済学ですが、光熱費、通信費、食費が主な項目になると思いますので、月10万円と考えられます。

600万人×10万円=6,000億円/月 →7.2兆円/年

カードの利用は最低限に抑える層

このセグメントの利用者数は、2,000万人のうちの60%(1,200万人)となります。

カードの利用は最低限に抑える層の平均利用金額は、セキュリティが強いというイメージがあり、月の決済金額も一定の光熱費や通信費の決済などがメインとなると考えられます。したがってこのセグメントの月平均決済額は3万円とします。

1,200万人×3万円=3,600億円/月 →4.3兆円/年

結論

各セグメントの年間決済額を合計すると約36兆円となります。
なお金融庁によると、2017年のクレジットカードの決済学は58兆円となっています。

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