論理的思考・ロジカルシンキングの徹底強化

戦略コンサルティング会社では論理的思考力/ロジカルシンキング力を強化し続けることを求められます。論理的思考/ロジカルシンキング力にはゴールがなく、これらの力は訓練すればするだけ伸びるからです。

これは戦略コンサルタントも例外ではありません。したがって、戦略コンサルティング会社では、アソシエイト、マネージャー、プリンシパルなどタイトルが上がっても、"タイトルに見合った論理的思考力/ロジカルシンキング力が備わっているか"という観点から常に評価され続けます。

この記事は、戦略コンサルタントではない方にもご参考にして頂きたいと思い、戦略コンサルタント同士の会話によく挙がる書籍を紹介したいと思います。

なお、以下の書籍は戦略コンサルティング会社では入門書のため今回は外します。

考える技術、書く技術(バーバラミント)>>>Amazonで購入
The Pyramid Principle(Barbara Minto)>>>Amazonで購入
入門 考える技術・書く技術(山崎康司)>>>Amazonで購入

ロジカル・シンキング(照屋華子、岡田恵子著)

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マッキンゼーの元戦略コンサルタントによる書籍で、日本における論理的思考/ロジカルシンキングの権威とも言える本かもしれません。(世界的な権威はバーバラ・ミントのThe Pyramid Principleですが)

マッキンゼー出身者が書いているということで、かなりまともな書籍であり、体系的に論理的思考/ロジカルシンキングを学ぶすることができます。少し言い回しなどが難しく、論理的思考/ロジカルシンキングを初めて学ぶ方にとっては少し難しく感じてしまうところもありますが、本格的にロジカルシンキングを学びたい方にはお薦めの本です。

論点思考(内田和成)

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ボストンコンサルティンググループで25年のキャリアを有する内田和成氏の著書です。内田和成さんといえば、「仮説思考」であまりにも有名ですが、戦略コンサルタントにより読まれているのは、むしろこの「論点思考」だと思います。(もちろん大半の戦略コンサルタントは「仮説思考」も読んでいますが)

論点の設計は問題解決における上流工程であり、"何を論じれは結論が出るか?""最短でゴールにたどり着くにはどうすれば良いか?"という視点は戦略コンサルタントが毎日頭を使っている問いでもあります。

この本は奥が深いので2度、3度と読んでいくことが望ましいです。私は戦略コンサルティング会社に初めて入ったときに、当時の指導員のような方(プリンシパルクラス)に「内田和成の論点思考は絶対読んだほうが良い」と言われ、手に取ったたのがこの本との出会いでした。

企業参謀―戦略的思考とはなにか(大前研一)

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マッキンゼー出身で日本における戦略コンサルタントの草分けである大前研一による書籍です。この本は体系的に論理的思考/ロジカルシンキングを扱っているようなものではないですが、小さな事例(課題)を論理的思考/ロジカルシンキングを使って紐解いていく実践型の書籍です。

論理的思考を体得しつつある方が、戦略的思考をレベルアップしていく際の一冊としてお薦めです。

メタ思考トレーニング 発想力が飛躍的にアップする34問(細谷功)

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「地頭力を鍛える」で有名な細谷功氏の書籍です。「メタ思考」というよくわからない題がついていますが、ロジカルシンキング・論理的思考を使った問題解決の練習帳です。

本書で出てくる「アナロジーを使って考える」というのは戦略コンサルタントが日々使っている技です。答えを見ずに自分で考え、「書籍の解答例と戦う」ぐらいのスタンスで読み進めるのが良いと思います。ちなみに戦略コンサルティング会社では、アナロジーの類推力を鍛えることが戦略コンサルタントとしての大成の秘訣であるとまで言い切る人も多くいます。

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