戦略コンサルのやりがい

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戦略コンサルタントをやっていると、はっきり言って嬉しいことよりも辛いことのほうが多いです。

戦略コンサルタントをやっていて報われたと感じる瞬間をまとめてみたいと思います。私はプリンシパルやパートナーとして営業責任を負った経験はないため、あくまでプロジェクトの運営の観点がメインになります。

クライアントからの真の感謝:(頻度)10プロジェクトに1回

戦略コンサルタントをしていると、クライアントからお礼を言われることは多いのですが、「真に感謝されているな」と実感できることは意外と少ないものです。もちろん、「この資料は参考になります」とか「こんな短い時間ですごいですね」というようなコメントは日々受けるのですが、これが真の感謝かというと私はそうでもないと思っています。私の感覚としては、このような言葉は「最低限の戦略コンサルタントであることを承認してもらっている」という状態です。

私が真に感謝されていると感じ嬉しく思うのは「コンサルタントとしての提言が前に進んでいくことが見えたとき」。これに尽きます。多くのプロジェクトは残念ながら最終報告後にどうなったかが見えないことも多いものです。プロジェクトが終わり忘れかけた頃に「社内で取り組んだら成果が見えてきた」、「社内でも取り組んでみたけどこういう問題が出てきて困っている、どうすれば良いと思いますか(現課題を後続プロジェクト化してほしい)」というような前向きな連絡を受ける(もしくは間接的に知る)と、コンサルタント1人あたり1日数十万円を請求しているプロジェクトの成果が承認されたようで感無量になることがあります。

新たな発見:(頻度)1ヶ月に1回

戦略コンサルタントとして仕事をしていると、膨大な断片的なデータや情報に意味合いや関係性を見つけていくという分析を進めることが多くなります。そのような際に一般的な手法やフレームワークを使いながら整理をしていくことも多いのですが、自分なりの新たな構造・意味合い・関係性を発見できた時の知的満足感は戦略コンサルタントの仕事の醍醐味の1つだと思います。(個人的にはこのような知的満足感を感じられない人は戦略コンサルタントに向いていないと思っています。)

それをパワーポイントの資料化をした上で、クライアントに提示し、「これはすごい発見ですね」と言われたりすると、自らの功名心もくすぐられ非常に気持ちが高ぶります。

優秀なシニアメンバーからの承認:
(頻度)誰の下かにもよるが概ね頻度2週間に1回

ジュニア時代には、尊敬するマネージャーからの「このスライド(分析)バリュー高いね」や「XXさんと働くと楽だわ~」という言葉が、辛いプロジェクトであっても自分を鼓舞できる1要素となっていることもありました。マネージャーに上がったあとは、パートナーからプロジェクトの序盤~中盤に「あとは最終報告の直前だけ資料を見せてね」といわれると、信頼感を認識でき、自由度が保証されるという意味で最高ですね。

プロジェクト後のチームディナー:(頻度)2ヶ月に1回

ドライなイメージの戦略コンサルタントとしては意外かもしれませんが、多くの戦略コンサルティングファームではプロジェクト後にチームディナーという名の打ち上げの飲み会が行われます。予算はファームによってもまちまちですが、私の在籍経験のあるファームでは、パートナーにもよりますが1人1万5千円-3万円の高級レストランで労をねぎらってもらうことが多かったです。

個人的にはあまりいけないような高級レストランで、ワインやシャンパンをジャンジャン開けながらのチームディナーはある意味で至高の瞬間です。これを経験してしまうと、チームディナーがチームランチになったり、人数が多いという理由で1人1万円とかになると、「XXパートナーは...」みたいなことを影で言いたくなってしまいます(笑)

プロジェクト間の長期休暇の経験:半年に1回

個人的に最近はプロジェクトの掛け持ちがあり難しくなってきているのですが、ジュニア時代にプロジェクト終了後に2-3週間の休暇を取りながら欧州の観光地を巡ったり、震災後の復興ボランティアをやったりという経験は普通の会社で働いていてはなかなか得られない貴重な体験で、戦略コンサルタントならではの人生だなぁなんて勘違い(?)をすることもありました。

書き出してみると、戦略コンサルタントの仕事が報われる瞬間というのも意外とあるような錯覚を受けるのですが、なんせ辛いこと(というか大変なこと)は安定的に毎日起こりますからね。やはりドMでなければ続けられないのではないかと思ってしまいますね。

-戦略コンサルタントとしての業務の進み方

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