三菱商事の特徴

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世の中を見ていると、大学3年生の就職活動が本格的に始まったようですね。リクルートスーツの大学生を見る頻度が高まってきたように思います。

新卒の就職活動において、戦略コンサルティングファームを始め、コンサルティング業界の人気が加熱していることは、このブログでも記事にしてきたとおりですが、新卒の就職活動においては総合商社もまた根強い人気を誇っています。

財閥系の総合商社での勤務経験や、戦略コンサルタントとして総合商社のプロジェクトに従事した経験から、総合商社の特徴を会社別にまとめていこうと思います。

初回は総合商社の雄として知られる三菱商事を取り扱います。

三菱商事の業績・強い領域

2019年3月期決算では、売上16.1兆円、当期純利益5907億円と、三菱商事は総合商社の中でも最高の利益を生み出しています。三菱商事はエネルギー、金属といったいわゆる資源ビジネスが得意なことに加えて、食料など生活産業と呼ばれる領域も売上の2割弱を占めるなど強い事業であるのも特徴です。

三菱商事がコンビニエンスストアのLawsonや、スーパーマーケットのライフなどの筆頭株主であることはよく知られるとおりかと思います。生活産業領域が強い伊藤忠商事、資源ビジネスに強い三井物産に対して、三菱商事は資源・生活産業ともに強いというのが、業界No.1を維持してきた源泉と言われています。

三菱商事の給与・社内制度

三菱商事の給与は、総合商社の中でも群を抜いて高くなっています。三菱商事の有価証券報告書によると、三菱商事の平均年収は1608万円と三井物産や伊藤忠商事などと比べても100-200万円高くなっています。だいたい4-5年目で1000万円に到達します。部下ありの管理職あたりから、年収2000万円を超えてきますので、仕事内容との見合いでは三菱商事は非常にコストパフォーマンスが高い企業だと言えます。

三菱商事の雰囲気・物事の進め方

三菱商事は総合商社の中でも由緒正しき体育会系の側面が強いです。同じ体育会系でも、伊藤忠などとは少し雰囲気が違い、カチッとした秩序を重んじるカラーです。重要な会議であるかに関わらず、部長がでる会議は課長がぞろぞろ出るというような、上司絶対主義の面が否定できません。

投資時の稟議プロセスに労力がかかりすぎるというのは、他の総合商社と変わりません。しかし三菱商事は投資案件の意思決定を進めていく上で、戦略コンサルティングファームや投資銀行にガンガンアウトソーシングするという点は三井物産や伊藤忠商事と比べて異なる点です。社内の複数の会議室でコンサルとミーティングをしているケースが日常茶飯的に起こっています。

気になる点としては、三菱商事は約17兆円存在する総資産を拡大しない方針を掲げています。これは新規投資を厳しく査定するという側面と、既存アセットの売却を進めるという側面があります。新規投資を厳しく査定するとなると、これから三菱商事に入社する若い世代は総合商社ならではのビジネスを手掛けにくくなってしまうというリスクがあるかもしれません。

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