新卒の就活におけるコンサル人気

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最近の報道で、「コンサル人気が止まらない」という記事が出ていましたが、戦略コンサルとして働いていると、応募してくる人数は年々増加しているものの、入社してくる人材の質を確保することが非常に難しくなってきているコンサルティングファームの姿が垣間見えます。マネージャー以上になると、週3-5人の中途採用の面接に加え、新卒採用時期には面接をじゃんじゃんやる必要があるのですが、「昔はこのレベルは不合格だったなぁ~」という候補者を上げざるを得ないケースがあるからです。

このような問題が起こっている背景は、コンサルの規模拡大と、規模拡大によるコンサルタントの門戸の広がりがあります。

以下では必ずしも戦略コンサルティングファームに限定せず、総合ファーム、その他も含めた広いコンサル業界ということで新卒採用についてまとめていきたいと思います。

コンサルティング会社の人気加熱

就活生にとっては、外資系戦略コンサルティングファームを始め、コンサルティング業界は憧れの業界になっています。ベイン・アンド・カンパニーでは、この2年で新卒採用の応募者が1.5倍になっています。業績が好調のため、各社も採用を増やしていますが、応募者増により倍率は高まっています。

ベイン・アンド・カンパニー、A.T.カーニー、Strategy&など少数精鋭系の戦略コンサルティングファームでは新卒採用人数は10人程度、BCGやマッキンゼーでもせいぜい30人のなか、5,000人の応募者が殺到するという事態となっているようですので、選ぶ方も、選ばれる方も大変ですね。

アクセンチュアなど総合ファームが台頭したことも、コンサル人気に拍車をかけています。300人単位で採用を行うアクセンチュアやアビーム、200人単位のデロイト、PwCなどの採用拡大により、コンサル業界のハードルが下がり、エントリーシートを出す就活生の数は激増しているようです。

筆記試験で就活生をふるいにかけるというところはありますが、同じような筆記結果で大量の就活生が並ぶこともあり、採用プロセスを効果的に進めることは非常に難しくなってきています。

志望者の層の変化

従来コンサル業界を受けていた一般層は、東大・京大・東工大・一橋・早稲田・慶応がメインでしたが、最近は学習院、明治、青山学院、立教、中央、法政などにも層が広がっています。戦略コンサルティングファームにMARCHクラスから入ることは実績からも極めて難しいのですが、総合ファームであればMARCHクラスからの入社も増えてきていますね。

また、戦略コンサルティングファームに入社していたような層(しかもその中でもトップ層)が、近年ベンチャーや海外企業と競合し始めているというもの見逃せない傾向です。コンサルはある意味で、「やりたいことがない人が行くところ」という側面があり、”本当に優秀な人は戦略コンサルに行かない”という時代が到来しつつあります。

コンサルを志望する学生に共通する志望理由

あるメディアによると、コンサルを志望する学生に共通する志望理由として、以下のようなものが挙がっていました。

①選考が他業界に先んじており、大手企業やベンチャーの選考が始まる前に内定を確保したい
②「地頭の良さ」を証明できるという功名心
③入社後の成長スピードが速い
④給料が高い、働き方も合理的
⑤転職時につぶしが効きやすい

うーん、なんとなく保守的・安定志向に見えますね。記事で引用された戦略コンサルティングファームの採用担当者は、以下のようにコメントしています。人気業界とはいえ、戦略コンサルティングファームの悩みが垣間見えますね。

永遠に山登りをしているようなもの。いわば安定がないのが魅力であるはずなのに、安定を求め「スキルをつけて逃げ切る」といった発想でコンサルにくるのは矛盾している気がします。

戦略コンサルティングファーム採用担当者のコメント

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